フリーランス・個人事業の仕事トラブル解決体験

トップイメージ
フリーランスで企業との間に起こったトラブルから解決までの体験のまとめ

7. 話し合い前夜、届いた相手の答弁書内容の衝撃

事実歪曲・対決姿勢の相手の答弁書に対する反証の準備

「和解あっせん」の話し合いに出向く前に、仲裁センターからA4サイズの薄緑色の封書が送られてきました。これは相手の会社からの「答弁書」で、私の「申立書」に対する彼らの言い分が記されていました。

答弁書の内容は、ほとんどが事実を曲げた主張や、私への誹謗中傷で埋め専られており、私が提出した2枚の申立書に対して、独自の書式で作られており、ここ数ヶ月のやり取りの内容を記したメール内容もすべて印刷されており、分厚く重なった紙は数十倍のページ数がありました。
内容には多くの矛盾が見られました。相手の会社の顧問弁護士によるコメントとして、「和解あっせんの制度を利用するには適切でない」とまで記されていましたが、これは明らかに私に対する圧力を意図したもので、具体的な弁護士の名前や所属は記されていませんでした。身内に弁護士業の人間がいるという話は聞いたことがありましたが、その弁護士本人のコメントであるかは定かではありません。

当初は申立てからスムーズに和解あっせんの話し合いが設けられ、実際に相手と直接対峙することなく事態が収束すると思っていました。しかし、答弁書には弁護士をちらつかせながら、事実と全く異なる主張が展開され、対決姿勢を見せていました。これには少なからず動揺しました。

答弁書の内容を精査した後、明らかなウソについては許せないものもあり、和解あっせん当日を迎える前に、相手の不正確な主張に対して矛盾のない反証を準備する決意をしました。実際のメール交換内容などを基にして、数多くの反証を簡潔にまとめるために相当な時間を費やしました。

そして、その資料を携えて、和解あっせん当日に霞が関にある第二弁護士会を訪れます。

参考リンク