フリーランス・個人事業の仕事トラブル解決体験

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フリーランスで企業との間に起こったトラブルから解決までの体験のまとめ

5. 最初の一歩、申立書の準備と提出と必要書類

法的書類の作成から提出、必要書類の取得まで

「和解あっせん」を利用するための最初の手続きは「申立書」の提出です。
この申立書の書き方は、素人にはややハードルの高いものでした。事件の経緯(便宜上なのか事件として扱われるようです)は時系列にし、できるだけ簡潔に記述することには特に手間がかかりました。

申立書は最初に自分の求める結論を明記する必要があります。今となってはもっとシンプルに書けたかもしれませんが、当時は脅しに近い内容が相手から送られてきたこともあり、脅迫や強要を止めることと、自分が当初提出した要件定義と、そこまでのシステム改修業務の正当性の確認しと、追加業務の強要が不当であることを示す内容で申立てました。

申請のためのその他の書類には、個人情報の取扱同意書や手続き参加の同意書が含まれており、これらは署名するだけのものでした。
相手方が企業である場合は「履歴事項全部証明書」が必要で、これは法務局で自らが取得することができます。

申立書などの書類をそろえた日に法務局に向かい、600円の手数料で簡単に取得できました。その足で、新宿区四谷にある窓口となっている法律事務所に「申立書」を提出しましたが、通常は郵送で問題ないため、手渡しで提出する人は珍しいという反応をされてしまいましたが、足を運んだことで少し問題解決への実感が湧きました。
その後、申立書は仲裁センターに送られ、約10日後に連絡が来る流れになります。

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