先に、フリーランストラブル110や第二東京弁護士会には大変にお世話になり、ひたすら感謝の言葉しかありません。
ここに書いた内容について、元取引先を貶めようとか、和解現場の裏側を暴こうだとか、社会的な不正を暴こうだとかいった意図はありません。
私自身、契約などにはかなりの注意を払って行ってきていたつもりでも、 通用しない相手もいるということを知り、トラブルになった場合はやはり精神的にも経済的にもかなりの負担を強いられることになります。そして、個人事業やフリーランスといった立場上、そうなった場合にアドバイスや共有できる情報などもネット上でも少なかったことが、このサイトを作った理由です。
私の場合は契約上の私の側の法的な過失はまったくなく、相手側の無知や思い込み、不当な圧力などといった、相手側の過失であることは話し合いの中でも確認されました。それでも、法廷で訴えるといった発言まであったそうですが、相手も全く勝ち目がないことを諭されて引き下がったという次第でした。
契約上の法的な話では自分が負けることはないというのは、相談する前からわかっていたことではあったものの、精神はかなり疲弊しました。
私のように裁判でもむしろ確実に勝てるという状況で「和解」を選択するということよりも、場合によっては、すでに自分の過失を確信してしまっている人が「和解」という手段を取るほうが、適正なのかもしれません。
「和解」は折半である。ということです。
私の場合は、かなりの部分私の主張を通すことができましたが、痛み分けなわけですから、私が切り捨てた部分が大きく、相手にとってはラッキーだったかもしれません。
白黒つけたほうが良いか、どうかによる部分が大きいということです。
「和解」には白黒はつきません。
白黒はつきませんが、前に進むために早く決着を付けるために、私は「和解」を選択しました。
もし、トラブルを抱えている人がこのサイトに来たのなら、このサイトがあなたの精神面や判断の一助になればと祈っています。